住まいの購入 パーフェクトガイド
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ローンを借りるときどんな費用がかかる?

住宅ローンの借入費用は、下表のようにローンの種類によって内容が異なるほか、金融機関によって手数料額なども違ってくる。また、2種類以上のローンを借りる場合、契約印紙税や融資手数料がローンごとにかかる点にも注意しよう。

■4000万円の新築マンションを、頭金400万円、住宅ローンを3600万円借りて買う場合の借入費用(目安額)
(住宅ローンの返済期間35年、元利均等返済、2007年4月の制度内容をもとに試算)
借入費用の内訳 フラット35
3600万円借りる
銀行ローン
3600万円借りる 
フラット35と 銀行ローン
1800万円ずつ借りる
契約印紙税 2万円 2万円 4万円
融資手数料(※1) 3万1500円 3万1500円 6万3000円
適合証明手数料(※2) 1万6000円 不要 1万6000円
保証料 不要 74万2100円
または0円
37万1050円
または0円
団体信用生命保険特約料 10万1160円 0円 5万580円
火災保険料(※3) 12万3750円 12万3750円 12万3750円
住宅ローン借入費用合計 29万2410円 91万7350円
または
17万5250円
66万4380円
または
29万3330円

※1 融資手数料と保証料は、都市銀行の例。
※2 東京都の適合調査機関が建築確認等の検査と合わせ、新築マンション1棟(50戸)の検査を行う場合の手数料額平均をもとに、50戸中10戸がフラット35を利用、手数料を均等割りすると仮定して計算
※3 損保ジャパン「新家庭保険」の例(保険金額1500万円、契約期間35年、東京都、鉄筋コンクリート・A構造

Part1 ローン借入時の手数料

(1)融資手数料

住宅ローンを借りるとき金融機関に払う手数料。手数料額は金融機関によって異なり、3万円台~5万円台が多いようだ。
また、一般より金利を低くする代わり、融資手数料が「融資額の1%~2%」などと高いローンもある。表のように、こちらのほうが返済期間を通しての総支払額が少なくなるケースもあるので、貯金など手持ちの現金が十分にある人は検討してみてもいいだろう。

■手数料タイプが違うフラット35の総支払額を比較


手数料タイプが違う住宅ローンの総支払額比較表
※1 2007年3月時のフラット35の平均金利
※2 融資手数料が借入額の2%の場合
※3 35年間の総返済額+融資手数料+頭金

(2)適合証明手数料(フラット35のみ)

フラット35は、購入する住宅の耐震性や耐久性などについて一定基準を設けている。このため、住宅が基準に適合するかを所定の検査機関(適合証明機関)に検査してもらい、「適合証明書」の交付を受ける必要がある。この手続きにかかる費用が適合証明手数料だ。

手数料額は、購入物件や検査機関によって異なるが、市街地に建つ一般的な新築一戸建ての場合2万円~3万円が目安。また、一定条件を満たす築10年以内の中古マンションなど、適合証明手続を省略できる物件もある。

適合証明書について

詳しくは・・・ フラット35ホームページ

Part2 保証料を節約する方法は?

多額のお金を借りるときは、万が一のときに返済を肩代わりする「連帯保証人」が必要。かつては、親や友人など個人に頼んでいたが、最近は、専門の保証会社に保証料を払って契約するケースがほとんどだ。
注意したいのは、保証会社が金融機関への返済を肩代わりしても、ローンを借りた人の返済義務はなくならない点。その後は保証会社に返済することになる。

(1)保証料のかからないローンもある

フラット35-保証料は不要
銀行ローン-各金融機関の指定する保証会社と保証契約を結び、「保証料」を支払うローンが多いが、保証料無料の銀行ローンもある。また、借入時に一括して払う方法と、住宅ローン金利に保証料分を上乗せする(0.2~0.4%程度)方法のどちらかを選択できる金融機関も増えている。

(2)返済期間が短いほど保証料は安くなる

保証料の金額は、借入額と返済期間をもとに計算される。下表のように、返済期間が短いほど保証料は安くなる(ただし毎月返済額は高くなる)。また、保証料を借入時に一括で払う方法と金利に上乗せする方法では、一括で払うほうが安いケースが多いようだ。購入資金に余裕がある場合は、保証料の支払い総額を比較して選ぶようにしよう。

返済期間別、保証料の目安表

借入額3000万円、金利3%のケース、保証料額は都市銀行の例

返済期間 30年 35年
借入時一括払いの場合 保証料 57万4000円 61万8000円
毎月返済額 12万6480円 11万5440円
金利に0.2%乗せる場合 毎月返済額
(うち保証料)
12万9720円 11万8800円
(3240円) (3360円)
保証料(※) 116万6000円 141万1000円
※返済期間中に支払う保証料の合計額



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Part3 団体信用生命保険に入るとどんなメリットがある?

団体信用生命保険とは、融資を受ける人が、死亡または高度障害状態になった場合、以後の返済が免除される保険。住宅ローン借りるときには、通常この保険に加入する。

(1)フラット35⇒任意加入だが、利用者の大部分が加入している
フラット35は、団体信用生命保険に加入しなくても融資を受けられる。しかし、一般の保険に比べて保険料が割安なため、利用者の多くが加入している。なお、ローン契約を結んだ後から、この保険に加入することはできない点に注意。
●団体信用生命保険料(特約料)の計算方法(1年目)
団体信用保険料=2万8100円(※)×借入額〔   〕万円÷1000
※借入額1000万円当たりの保険料。購入後も、毎年、保険料を支払う必要があるが、支払額は年々減少する。

(2)民間ローン⇒加入は義務だが、保険料はかからない
民間ローンは、団体信用生命保険への加入を義務付けている金融機関がほとんど。ただし、保険料は無料(金利に含まれるケースが多い)。

Part4 火災保険、地震保険

住宅ローンを借りるときは、住宅の建物部分について、火災保険への加入を義務付けられるのが一般的。このほか、任意加入の保険として、地震保険、所得補償保険などを用意している住宅ローンも多い。住宅購入をきっかけに、万が一にどう備えるか検討しておこう。

(1)火災保険⇒住宅ローンの借入時、建物部分への加入を義務付けられる。

火災保険の内容
火災保険は大きく次の2種類に分けられる。注意したいのは、地震による火災などの被害は、一般的な火災保険では補償されない点。別途、地震保険に加入する必要がある。
住宅火災保険—— 補償の対象を火災や落雷、風災などに限定したベーシックな保険
住宅総合保険—— 上記のほか、窃盗による家の損傷や漏水など、住まいの被害を総合的にカバーする保険。このほか、自分の家の火事で隣家に被害を与えた場合(類焼被害)の補償などをオプションで付けられる(別途保険料が必要)。
保険料を決める要素
火災保険料の決め方は損害保険会社によって異なるが、一般的には次のポイントによって計算される。
保険金額 ・保険金額は「建物評価額」と同額にする。建物評価額には次の2種類があるが、家が全焼して建て替えることを考え、再調達価額を選ぶケースが多いようだ。
再調達価額——同等の建物を新築または購入するのに必要な金額
時価——現在の建物の評価額
補償の対象 ・補償の対象が多いほど保険料は高くなる。
住宅の種類 ・「鉄筋コンクリート造」、「準耐火構造」、「木造木版張り」など、建物の構造によって保険料が異なる。鉄筋コンクリート造など耐火性能が高いほど保険料は安くなる。


地域 ・住宅の所在地によって保険料が異なる。
契約期間 ・契約期間は年単位で決められる。長期間にして保険料を最初に払う方法と、短期間にして契約期間終了後、再契約する方法がある。
・期間が短いほうが借入時の負担は少ないが、長い目で見れば長期契約のほうが安くなるケースが多い。
・火災保険の契約期間をローンの返済期間以上にすることを条件とする住宅ローンもある
火災保険料の例
保険金額1500万円、マンションは「鉄筋コンクリート(A構造)」、一戸建ては「木造木版張り(D構造)」のケース。
契約期間が長いと当初の保険料は高くなるが、長期的にはおトクだといえる。
また、耐火性が高い構造の一戸建てであれば、保険料はこれより安くなる。
契約期間 マンション 一戸建て
10年 4万1850円 18万6900円
35年 12万3750円 55万2900円
※損保ジャパン「新家庭保険」、物件所在地東京都の例
注意!!
住宅ローン借入時に義務付けられるのは、建物部分の保険のみ。できれば家具などの被害を補償する「家財」の保険もかけておこう。

(2)地震保険⇒住宅ローン借り入れの条件にはならない(任意加入)

保険の内容
地震や津波、噴火などで住宅が被害にあった場合に支払われる保険。地震による火事の被害も対象となる。火災保険とセットで契約する(地震保険だけの契約はできない)。
保険料
公共性の高い保険であるため、保険料はどの会社でも同じ基準で計算される。
地震保険料の目安額(火災保険の保険金額1500万円の場合)
住宅の種類 マンション
(非木造)
一戸建て
(木造)
・「非木造」より「木造」の保険料が高い
保険金額 750万円 ・火災保険の30%~50%の範囲で決める(限度額は建物5000万円、家財1000万円)
保険料 5万8430円 11万8500円 ・所在地によって保険料が異なる。
・保険期間は最長5年間
・住宅性能表示制度の「耐震等級」による割引がある。 
※所在地は東京都、契約期間5年とする


このほか、病気やケガで働けなくなったときの所得補償保険や、勤務先の倒産等に備えた失業保険などを用意する金融機関が多い。その分の保険料を支払う必要はあるが、将来に備えて検討する価値がありそうだ。スマイ・カエル イメージ

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